Mis en CAVE 始まりました!大雨の降りしきる中、上質のシャブリに酔いしれました・・・。
①ヴァンサン・ドーヴィサ シャブリ 1er. ラ・フォレ 2008
濃いレモン色。12年間ビオディナミを続けているそうですが、ビオ特有のにおいはなく澄みきったきれいな香り。口に含むとキレのある酸、苦味のある強いミネラルが広がります。しばらくしても口の中は旨みのあるなが~い余韻が続き、いいワインだなぁ~と幸せになりました。ジェロボアムの室温(16℃)で飲み始めましたが、少し温度を上げると隠れていたトロピカルなフルーティーさが開いてきて、酸も落ち着き厚みが増しほんのり栗のような樽香も感じました。健全な土壌と芽かきによる収量制限がきれいで細やかなワインを創り上げたのだと実感しました。
②デュプレッシ シャブリ レ・クロ 2004
しっかりとした樽の香り。乾燥させたちりめんじゃこのようなミネラル香。(猫のエサという方も・・・高級な缶詰系のものでしょうか!)酸もきっちりしていますが、全体の印象としては肉付きのいい感じでした。
*白はそれぞれ特徴はありますが2本ともバランスがよく、丁寧につくられたきれいな味がしました。
③ステファン・ポドール イランシー 2005
きれいなルビー色。太陽をいっぱい浴びて育った葡萄やカシスの香り。熟した果実感が前面に出ていてわかりやすく美味しいです。ピノ・ノワール種に少量のセザール種が入ることにより、少し青いタンニンが加わり複雑さもあります。
④ヴァンサン・ドーヴィサ イランシー 2007
紫がかった濃いルビー色。チェリーの香り。07年はあまりいい年ではなかったにも関わらず、線は細いが繊細でとてもきれい。軽いけど複雑。こらもセザールの存在を感じました。2日目も変わらずとても美味しかったです。
いつものクラブジェロよりもアイテム数が少なく集中力も続き、一本をじっくり飲めるので上質なワインを味わうにはピッタリの企画でした。
*番外編*
すでに夕方でしたがお昼ごはんにお寿司を買ってきて、しっかり勉強(!?)もしました・・・
①ドーヴィサのシャブリにあったもの
いくら(意外!)、甘エビ、鯛、カンパチ
②デュプレッシのシャブリには・・
鯛、カンパチ
③ポドールのイランシーには・・
穴子(タレ付)、海鮮巻き(シソ入り)、マグロ赤身
④ドーヴィサのイランシーには・・
中トロ、ネギトロ、マグロ赤身
でした。どの組み合わせも、NGはなかったのですがピッタリきたものを書きました。ちなみにイカはどれともあわず残念な味になりました。意外と赤も結構お寿司と合うという発見がありました。(記事:市村)