例年より遅くなりましたが、ようやく今年の取り扱いアイテムが決まりました!まずは輸入物から。当店では今年も航空便の取り扱いを致しませんので入荷時期は遅くなります。新酒は年末年始に楽しむワインとしてお考え下さったら・・と思います。
ボージョレーの新酒の出来について、ニュースでは“まずますの収穫年”と毎年同じように伝えられているように思いますが、今年ばかりはそうは言えなさそうな状況です。
寒さの厳しい冬と春先の天候不順で例年に比べて蕾の数は少なくなり、開花時期の5月後半~6月初旬は雨の日が多く結実不良に悩まされました。7月後半になりようやく気温も上がってきたものの天候不順は8月になっても続き、雹の被害が大きかったところもありました。収穫量は激減して、今年は新酒の生産を見送るワイナリーもあるそうで、伝えられた情報ではローヌなど南仏でも、北部ほどではないにしてもたいへんな苦労が強いられた年で、イタリアも楽な年ではなかったようです。
しかし!こんな年ほど、栽培家・醸造家の仕事の確かさが表れるもの。“マキコレ”のラインナップのクロ・ド・ロマネシュなど今年も期待を裏切らないであろう、職人ヴィニュロンたちのワインを今年が揃う予定です。各ワインの説明は昨年までの傾向を基にした今年の予想の部分がありますのでご了承願います。 (11月21日更新)
南フランスからは4種のワインが到着。
〇ボーシャン・ヌーヴォー ¥要確認 (入荷済)
温暖な気候が育てたソーヴィニヨン・ブラン種主体のブレンド。カザル・ヴィエルの醸造家による円やかな辛口の白。
●カザル・ヴィエル ヌーヴォー ¥要確認(完売御礼)
サン・シニアンの蔵元が完熟シラー種等を用いて仕込む新酒。南仏産らしいコクのある味わいで、昨年も大人気でした。
〇ラ・グランド・コリーヌ 白 ¥2300 (入荷済)
ローヌで活躍する醸造家、大岡弘武さんによるシャルドネ種主体のコクのある白。濁りがあり、微炭酸を含むやや辛口。
●ラ・グランド・コリーヌ 赤 ¥2300(完売御礼)
上記と同じく大岡さんがメルロ種を主体に醸す赤ワインで、暑かった今年は野性的で豊かなコクをもったワインになりそう。
ヌーヴォーの代名詞ボージョレーからは2種。今年も船便のみです。
●シャサーニュ “ヴィラージュ” ¥1400(12月下旬)
ボージョレーの一般的イメージよりも、例年、渋みのある硬質な味になることが多いので、濃いめの味がお好みの方に。
●クロ・ド・ロマネシュ “ヴィラージュ” ¥要確認(12月下旬)
ムーラン・ナ・ヴァンに隣接する畑で垣根式に仕立てたガメイ種。野苺やバラの芳香、澄んだ果実味。信頼のマキコレ!
イタリアの新酒“ノヴェッロ”も船便で超お買い得!すっきり辛口の赤。
●グレヴェペーザ “サンジョヴェーゼ” ¥1000(12月上旬)
トスカーナ州、キャンティ・クラッシコの蔵元が仕込む新酒。冬に美味しいミネストローネやチャウダーにぴったり!
新酒といえば忘れてはいけないのが、オーストリーの“ホイリゲ”!
〇ツァーヘル ゲミシュターサッツ ¥2100(12月下旬)
グリューナーフェルトリナーなど多品種を混植混醸する伝統的な手法で仕込まれる辛口白ワイン。お正月料理にはこれ!